中医学のお話


もともと東洋医学、なかでも中国伝統医学には関心があり、
施術にも五行学説や経絡によるトリートメントなどを取り入れていましたが
からだの取扱説明書(トリセツ)という本に出会ってからは
更に興味が湧き、さまざまな中医学の本を入手して
時間を見つけては読みふけっています

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(Kさんにいただいたバラ 今年も咲きましたよ~)




いわゆる西洋医学、病院での治療、というと
病気になってから薬を投与したり、手術したりする対症療法が中心です

また胃が痛ければ胃腸科、心のことなら精神科、耳が痛ければ耳鼻咽喉科と
身体の器官ごとバラバラに違う医師が診察します

私が体験のなかで感じてきたのは、長い待ち時間、やっとDr.にお会いできると3分間診療、
私自身をトータルで診てくれているのではなく
せき、頭痛、など出ている症状に対して薬が処方されたり、処置が行われているということ。
ですから症状が同じなら違う人間でもほぼ同じ薬が処方されます

深刻な医師不足も問題、とされていますが、それだけが課題ではないように思えます。
ストレスで心が病んでいるために耳鳴りが病まず、胃が痛む人もいると思うのですが・・・



一方、中医学というのは予防医学が中心ですから、病院に行っても病名はつかないけれど
でもなんとなく不調である「未病」の症状も、
漢方や鍼灸、酔拿(すいな)、薬膳などを用いて根本から治療していくものです

ひとりの中医師が、肉体と精神を大自然の中のひとつの事象としてとらえ、
その人の体質、性格、暮らしている風土などをふまえながら、
根本の原因をつきとめて対応するもので
ひとりの人の全体像を見ていくオーダーメイドの医学と言えると思います



これは私が生業としているリフレクソロジーやアロマセラピー、
取り入れているホメオパシーと大きく共通していて、
うんうん♪そうそう!と大きく頷いてしまいます



私が今の道に入ったのも、15年前、兄を白血病で亡くしたから。
生きることに真摯で、Dr.を信頼し、当時通常の20倍の副作用といわれる新薬の投与にも
勇気をもって応じ
結果、副作用でボロボロになり、医療ミス、院内感染にまで苦しめられて逝ってしまった
兄の姿があまりにも無念で
西洋医学の矛盾を感じたからです



症状だけを診るのではなく、心と体すべてをトータルで捉えるホリスティック医療
中でも病気になる前の予防医学を学びたいと思ったのがきっかけだった私には
中医学は知れば知るほど腑に落ちて、すっきり気持ちが良い学問でした

なので、最近はもっぱらこのジャンルの本や資料を3冊ほどを持ち歩いて、
子供を迎えに行った待ち時間を利用して車の中で読んだり、とか
お湯が沸くまで、とかわずかな隙間時間を見つけてはパラパラと読み返しています



さて、ちょっとだけお勉強です・・・
西洋医学の3分間診療に対し、中医学には四診という診断方法があるんですよ

望診・・・目や表情を見て精神状態を調べる

望色・・・うるおいや顔色など皮膚の状態を見る

望形・・・体格や骨格、姿勢など形を見る

舌診・・・舌の色や形、苔の色や厚さなどを観察することによって体内状態を見る


中医学では、この四診によって集められた情報を五臓六腑弁証、気血津液弁証
などによってトラブルを探し当てていくのです

この他に聞診、問診、切診等も行われ、
病院の3分間診療ではとても得ることの出来ない
その人自身を知るための情報収集が念入りに行われ、診断が行われていきます


この四診はオーダーメイドの施術を心がけている私にとっても
とても参考になるものです



dozeではまずカウンセリングや施術中のお話の中で得たこのような情報を
香りの調合、施術方法の選択、ハーブティ選び、コンサルテーションの中に
活かしていけたら・・・
と考えています

by doze-_-doze | 2009-09-02 20:37
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